space Wazo管理人、日々のこと

space Wazo/since2016・富士山の麓、富士宮で築100年の古民家を利用しギャラリーと貸しスペース、またカフェを併設した施設の管理人です。展示会の案内から管理人の日常までを取り上げております。【 Wazo 】とは、およそ100年前にかつての当主が商いをしていたお茶ブランドの名前です。

つらい別れ

 

年内の営業は24日で終了し、

今年の大掃除もスタッフ総出で無事に終わりました

いよいよ2022年も終わりますね

そんな中ですが、、、

 

ちょっと個人的なお話をさせていただきます。

 

 

実は、

つい先日、大切な友人を亡くしました

 

中学一年生の時に出会ってから40年

何でも話せる友でした

 

頻繁に会うわけではないが、

存在してくれてるだけでよかった

 

亡くなってからは

認めたくなくて現実逃避すること一週間余り

普通に仕事をし、普通に笑って、普通に生活していました

でも、休みに入り

一人になった時間に

ふと思い出すのは彼女のこと

涙がすーっと流れてくる日々が続き

 

 

 

そして、

今はやっと受け入れることができてきた気がします

 

 

 

ここまでのプライベートなことを

ブログで言う事ではないかもしれないが、

何度かブログでも話題にした友人なので

この場をかりて、残された家族のためにも

改めて紹介したいと思いました

 

 

 

 

彼女は修善寺駅前で商売をしている

「武士のあじ寿司」の若女将

メディアにも何度も登場してるので

知ってる方もいるかも知れませんが、

友人が若女将として商品の開発から製造販売までを一手に行なっていた

 

365日休みなく、働きっぱなしで

修善寺の駅前商店街を盛り上げていた

本当に働き者で、いつ帰っても彼女が駅前にいると思うと安心で

常に心の支えになっていた

 

 

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これはインスタのストーリーではちょこっと上げたことがある写真

やっぱり、女将の貫禄あり!(左)

 

 

そして、これがあじ寿司

右は田舎ちらし寿司

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彼女の頑張りが本当に励みでした

良く働き、良く笑い、誰からも慕われた友

 

 

そんな彼女が末期の癌と告知されたのが2年前

 

余命宣告も遥かに過ぎて、ここまで頑張ってきました

しかし今年の夏を過ぎた頃から

現在の医療ではもう手の施しようのない所まで来てしまい

自宅療養に切り替えていた

 

頑張り屋で負けず嫌いな性格は、病気になってからも変わらず

最後の方は

「会いに来ないで、、、」が口癖だった

 

それでも私は嫌がられても、断られても

毎週のように足を運んだ

もちろん、会えない日が多かったのだが、

それも彼女の意思

 

帰宅すると

「ごめんね、絶対、元気になってみせるから!」

と、LINEがくる

 

しかし、日に日にLINEも打てなくなってきて、、、

 

 

12月のある日、

その日も会えないのを覚悟で向かった

すると、強い痛み止めの影響で意識がもうろうとしている状態

そんな中、ご主人が会わせてくれ

「マスク取って、近くで声掛けてやって」

そう言われ、

顔を撫でながら、名前を読んだ

 

私の声掛けに、うなずいてくれる

「わかる?」

うん、うん、とうなずく

 

そのまましばらくそばに居させてもらった

そして、ご主人と昔の思い出話で泣いたり笑ったり

顔をグチャグチャにして語り合った

 

「幸せだったのかなぁ、、、、」

つぶやくご主人

 

「当たり前じゃん!」

「ね?幸せだったよね?」

 

そんな会話をしたのが最後でした

 

次の日の夕方、息を引き取りました。

 

 

 

 

彼女の残した「あじ寿司」を

これからも多くの人に召し上がっていただきたいと思い、投稿しました

イケメンの独身息子とご主人が頑張って作ってます!

修善寺駅で販売しておりますので、

お近くにいらした際にはちょっと駅まで足を伸ばして下さい

よろしくお願いします。

 

【武士のあじ寿司】

https://ajizushi.jp/

〒410-2407 

静岡県伊豆市柏久保625-6
営業時間 9:00~16:00
定休日 水曜日
電話番号 0558-72-2416

 

 

 

年末のご挨拶はまた改めて………